台南左鎮化石園区は2019年5月に旧菜寮化石館、自然史教育館と統合し、新しい姿へと生まれ変わりました。1つのテーマ館から5つのテーマ館へと進化し、科学、考古学、教育振興、観光、レクリエーションの機能が組み合わさった「化石のふるさと」として、独特の自然と人と文化のつながりを体現した左鎮の重要な化石研究の拠点となっています。
【1 館】自然史教育館
左鎮の地層と岩壁が再現されており、化石の発掘や河床の化石の観察など、さまざまなインタラクティブインスタレーションを体験できます。また、鯨劇場で毎日上映されている「海の巨獣」、「座礁鯨の死」で、海洋生物を深く理解できます。
【2 館】故事館有名な左鎮人の謎を解き明かします。新港文書などシラヤ族の文物の展示のほか、化石の採集に生涯を捧げた「化石じいさん」陳春木氏について知ることができます。
【3 館】生命進化館海をめぐる海洋生物の戦いが再現されています。かつて地球を支配していた恐竜が進化の空の中央に位置し、その後、哺乳類が歴史の舞台に躍り出るといった生命の進化の興亡を目の当たりにすることができます。
【4 館】化石館化石館には菜寮の空が設置されており、40~90万年前に菜寮渓流域に生息していた古生物を探索できます。また、最も目を引くのが中国サイ早坂氏亜種の全身骨格化石です。
【5 館】探索館探索館では化石修復室の間近で修復の様子を見ることができます。象の進化史をゆっくりと見て回り、最後にペイントマジックスタジオに行き、自分で色付けした菜寮流域の古生物と触れ合うことができます。