台湾で建立された最も初期の孔子廟であるとともに、台湾儒学の先駆けとなった文教の中心地であり、「全台首学」と呼ばれています。その歴史は台湾文教の発展に深く関わっており、台湾の有形・無形の文化財の保存、維持、発揚という面においてこれに匹敵するものはなく、崇高な指標としての地位を保っています。
「全台首学」としての台湾孔廟の文教の発展史、文化的な地位、特徴を示すため、その建築構造は完全に保存され、良好な状態に保たれています。大成殿の釋奠の儀は原型を失うことなく伝えられており、有形の礼器や楽器、無形の文化財が豊富にあります。時節に合わせて、さまざまな新しい普及活動を活発に行うなどし、台南市で最も重要な文化都市のランドマークとなっています。また、毎年行われる【孔廟文化節】は非常に有力な文化財となっています。