台南文化センターは台南市の東区に位置しており、トレンドマークである古めかしい赤い建造物のほかにも、小さくて精巧な噴水、青々とした芝生の田園風景、そして通りを挟んだ向かい側にあるバークレー記念公園が相まって敷地全体が広々とし、ゆったりとした場所になっております。本館は主に3つ区分に分けることができます。中華東路の正面入口から見渡すと、左には芸術・美術作品などを展示する文物陳列館、右には国際ホール、ネイティブシアター、その間にあるのがオーディトリアムとなります。中央の講堂は、左右対称の構造になっており、両サイドの形状や窓は、どれもバリエーション豊かなデザインがあると言えるでしょう。また、全体の構成は、幾何学模様がいくつにも分かれたり、積み重なったりしているため、シンプル且つ力強いデザインを感じることができるでしょう。赤を基調とした立派なオーディトリアムは、国際ホールの劇場や文化遺産展覧間と比べて、革新的な外観と最先端の機器が備わっている一方で、古めかしさを彷彿とさせる三合院式との融一したデザインになっております。中国の古典建築を象徴する「泮池」や、噴水とツバメの象徴である「曲橋の噴水」は、見る者の心を和ませてくれることでしょう。
本館のオーディトリアムは、3つの階層から成り立っています。どの席に座っても視界が良い扇形には1803の席が配置されており、伝統なものから現代的なものまであらゆる舞台芸術に対応可能な世界最高水準の音響や照明、舞台設計が設置されております。「国際庁原生劇場」は、260席が配置されており、よりハイレベルな演出をサポートするための設備が備わっている劇場です。パフォーマンスをされる団体が、よりクリエイティブな活動を可能にするプラットフォームとなっております。また、国際室は学者や専門家などが、最高品質のレクチャーや会議を行える空間を提供しています。アートギャラリーと3つのギャラリーでは、地域のアーティストのモダンアートをはじめ、国際的なアートや文化芸術品を展示しております。アートサロンとファミリーアートスペースでは、音楽やムービーなどを楽しめる空間を提供しています。そして、ホリデープラザとスターライトミュージックプラザでは、屋外でのアートや文化活動を幅広く提供しており、芸術鑑賞人口を育んでいくことに寄与しています。
台南文化センターのオーディトリアムの真正面には、永遠の命を象徴する鳳凰の彫刻が聳え立ち、色とりどりな噴水が周りを取り囲み、太陽が東から西に沈むたびに、虹が現れるデザインとなっています。そして、池は未来を切り開くかのように、両側へと弧を描いています。これらの庭園景色はよく来訪者のこころを掴んでいることでしょう。
台南文化センターは、台湾南部で最も重要な展示と公演の場の一つと言えます。我々は、設備をはじめとしたクオリティの高い展示や公演、さらには胸が弾むような素晴らしい芸術文化を皆さまに提供するために、クオリティの管理体制や運営目標を達成する積極性を心がけております。